umikaki diary

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日本版HTC U12+発表! SIMフリー端末で3.5GHz帯を掴む唯一のAndroid端末

去る6月27日、SIMフリー版となるHTC U12+の日本版が発表されました。予約も合わせて開始となり、発売は7月20日開始とアナウンスされています。参考価格として95,000円(税抜)で発売されることとなり、今まで日本で発売されているSIMフリー端末の中ではかなり高額な価格設定となっています。

対応周波数帯は3キャリアすべての周波数帯を網羅

注目すべきは対応周波数帯です。Blog of mobileの記事によると、下記周波数帯に対応しているとされています。

LTE

周波数 (バンド) HTC U12+ docomo au SoftBank
2.1GHz(Band1)
1.9GHz(Band2)    
1.8GHz(Band3)    
1.7GHz(Band4)      
850MHz(Band5)      
800MHz(Band6)        
900MHz(Band8)    
1.7GHz(Band9)        
1.5GHz(Band11)   (○)
700MHz(Band12)      
700MHz(Band13)      
700MHz(Band17)      
800MHz(Band18)    
800MHz(Band19)    
1.5GHz(Band21)    
800MHz(Band26)    
700MHz(Band28)  
2.6GHz(Band38)      
2.5GHz(Band41)  
3.5GHz(Band42)

 

■3G

周波数 (バンド) HTC U12+ docomo au SoftBank
2.1GHz(Band1)  
1.9GHz(Band2)      
1.8GHz(Band3)        
1.7GHz(Band4)      
850MHz(Band5)      
800MHz(Band6)    
900MHz(Band8)    
1.7GHz(Band9)      
1.5GHz(Band11)        
700MHz(Band12)        
700MHz(Band13)        
700MHz(Band17)        
800MHz(Band18)        
800MHz(Band19)    
1.5GHz(Band21)        
800MHz(Band26)        
700MHz(Band28)        
2.6MHz(Band38)        
2.5GHz(Band41)        
3.5GHz(Band42)        

上記の表を見ていただくと、HTC U12+は日本のキャリアが使用している周波数帯にほぼ全て対応しています*1

SIMフリー端末の多くは、主要な周波数帯には対応しているものの、LTE Band11、Band21、Band42といった、高速通信用として確保された周波数帯(これらは日本独自の周波数帯です)には対応しておらず(iPhoneでも対応していないものもあります)、SIMフリー端末でここまで対応しているものは、iPhoneを除けばほぼ唯一といっても過言ではありません。

SIMフリー端末ならではの良さ

SIMフリー端末の良さは、キャリアのカスタマイズが一切入っていないことです。HTC U12+の前モデルであるHTC U11は、SIMフリーモデルこそ出ましたが、au向けとしてHTV33、SoftBank向けとして601HTとして発売されていました。

キャリアの端末として発売されるということは、少なからずキャリア向けのカスタマイズがされており、使いもしないキャリアアプリがプリインストールされていたり、SMS等の標準アプリがキャリアのアプリに変わっていたりと、UIがメーカー標準のUIと合致していないものがあるなど、何かしら不便さを感じるものです。

しかし、SIMフリー端末はメーカーのカスタマイズのみで、キャリアの余計なカスタマイズは一切なされていません。これは、いらないアプリを無効化する作業を行わずに済むだけでなく、HTCというメーカーそのもののカスタマイズを楽しむことができるという意味を持ちます。

レビュー等は他のブログ等を見ていただければ分かると思いますが、上記2つを兼ね揃えている端末は、今の日本市場以外ではiPhoneのみであり、Android端末、かつSIMフリー、そしておサイフケータイ搭載という点を見ると、非常に大きな強みになるのではないかと思います。

税込み10万超えという価格設定

今までSIMフリー端末=格安スマホとして認知されており、高くても6万くらいの端末が主流でした。しかし、今回のHTC U12+はHTCのフラッグシップモデルであり、価格設定も10万を超えるものとなっています。SIMフリー端末でここまで高価なものはあまりなく、iPhone XSIMフリー版が12万と、SIMフリー端末市場では非常に高価なものとなります。

しかし、キャリアを通して発売されているGalaxy S9+やLG V30+、それにXperia XZ PremiumというHTC U12+と肩を並べる端末の価格設定を見ると、ドコモの場合Galaxy S9+が111,456円、LG V30+が107,784円、Xperia XZ Premiumが112,752円と、決してHTC U12+が異常に高いというわけではありません。

キャリアの場合、24回の分割払いを前提とし、割引を含めた実質価格として表記をしているため、本来の端末金額が見えなくなってしまっている実情があります。

しかしながら、こうして一括購入金額と比べてみると、HTC U12+の価格設定は決して悪くはないと思います。むしろ、合法的に(技適など)、そしておサイフケータイが使え、そして3キャリアの周波数帯にほぼフル対応しているSIMフリー端末が購入できるという面では、非常に買いごたえのある端末なのではないかと思います。

さいごに

HTC U12+は、HTCとして初めて(?)SIMフリー版のみの取り扱いとなりました。今までキャリアモデルでしか購入できなかったフラッグシップモデルが、こうして日本仕様のSIMフリー版として購入できるようになったことは、非常に良いことであると思います(SIMフリーモデルのみ取り扱っていたHuaweiでさえ、フラッグシップモデルであるP20 Proはドコモ版のみという始末)。

10万超えという価格設定には賛否両論ある感じですが、私個人的には、フラッグシップモデルの価格帯を考えると、決して悪くはないと思います。

今後、このようなフラッグシップモデルのSIMフリー端末がどんどん増えていくことを望んでいます。

*1:なお、auのCDMA2000には対応していませんが、au VoLTEには対応している模様ですので、au回線でも問題なく使用できます